こういう話があります。
定価20万円位するマットレス、これを8千円で超有名ホテルに納入いたします 。
当然この品に20万円定価の価値はありません、しかしいくら価値が無いと言っても8千円で提供するのですから
当然、メーカーは大損するわけですが、これを 「超有名ホテルに、弊社マットレスを導入いただいた」
と言う論法に切り替え、メーカーの宣伝広告として利用します。
するとこれを見た他のホテルが 「あの有名ホテルが導入しているなら間違いない」 と導入します。
今度は8千円などではなく、利益の出る価格で、しかしそれなりに安い価格で提供し、広まっていきます。
今度はこれを見た一般のお客様が、
「多数のホテルが導入しているだから、このブランドは良いものだ・・・」
と考えます、するとどうでしょう、どんどんブランド幻想は広まっていき
元々20万円でも価値が伴わなかったのに、いつの間にかこのマットレスは30万円の定価が付くようになります。
そして一般のお客様は、定価の2割引き程度で買う羽目になります (この値引率にもカラクリがありますが、それは後程)
メーカーは当初の有名ホテルへの8千円での提供の損出は、十分これでお釣りがくるわけです。
一般のお客様は、ホテルにマットレス代を提供している・・・・・いやそれ以上に搾取されているわけです。
場合もあるという事です。