保証期間が長い=品質が良いとは限らない?

サータ、シーリー、日本ペッド、アンネルベッド、フランスベッド、シモンズ等々・・・
一流ブランドと呼ばれている ベッドメーカーはマットレスの保証期間を 「お届け後2カ年」 と定めています。

しかし時々この保証期間が「10年保証」とか「20年保証」を謳うメーカーがあります 。

「これは耐久性に自信があるから出来るのだ」と安直に考えてしまいがちですが、果たしてそうでしょうか?

まず最初に、ここ最近上記のようにかなり長い保証期間を謳っていたメーカ―2社が、
廃業あるいはそのマットレスの販売をやめてしまいました。
もちろん保証期間満了になっておられないお客様もおられるはずですが、どうなるのでしょう?
まぁそれはともかく「お客様の考える保証内容」と「実際の保証」に隔たりがないかを確認する必要があります。

「10年保証だから、9年と11カ月使用後でも、ヘタリを感じれば交換してくれる」とは限らないんです。
いえ、もっとハッキリ言うと交換してくれない可能性の方が高いと思います。場合によっては2年でヘタったとしてもです。

ヘタリの原因のほとんどはバネではなく、ウレタンなどの詰め物の偏りが原因で起きます。
以前10年保証を謳うメーカーに保証内容を確認したことがあります。 (先に書いた 廃業したメーカー)
業者であることを隠してエンドユーザーを装い問合せたところ、先方からの回答は、
「スプリングの保証はするが、詰め物のヘタリの保証はしない」という驚くべき内容。

なんでも、「保証期間内において、スプリングが元々のバネ高さより○以上 ヘタっていると判明すれば、保障対象となります」

ちょっと待って下さいよ、中身が見えないのにどうやってバネ高を確認するの?
「ご希望であればマットを送ってくれれば、工場にて裁断し確認する、往復の送料は 保証対象でなければ、お客様ご負担です」
その裁断作業には立ち会うことはできるのですか?
「いえ、できません」
では保証対象かどうかを我々自身が確認することはできないのですね?
「・・・・・・」

皆まで書きませんが、こんなところです(笑)
ノンコイル(バネを使用していない)マットレスなどもそうです、よく保証内容が書か れた約款を読むと
「弾力保証」ではなく「変形保障」であることが分かります。
つまり購入後、例えば2年くらいで「弾力」が失われ、当初の性能が発揮されていなくても 「変形」していなければ保証の限りではない。
ちなみにその素材は「変形」はおこしにくい素材でした、でも弾力は無くなり寝られたもんじゃないですね 。
有名メーカーに対して、無名メーカーなどが10年などの長期保証を謳うのは
目立って「消費者の耳目をひく」為であることが多いんだと思います。

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