ムートンシーツは手に触れて、体感頂かないと良さが分かりにくいですが、
一度使用すると「手放せない」とのお声も多く、睡眠環境を整えてくれる抜群の寝具です。

以前は西川・ロマンス等の布団メーカーのムートンシーツを取り寄せて販売していましたが
お客様からのご要望もあり、 工場視察、商品吟味し、 弊社で自信を持ってオススメできる商品が見つかりましたのでご紹介させていただきます。

ムートンシーツの良さは、身体とムートンシーツの間に1.5センチほどの隙間が生まれ 熱・湿気を逃がし快適に眠れる環境を作ってくれます。

吸放湿性も非常に優れており、湿度が50％以上になりません。
また、耐圧分散に非常に優れていますので、床ずれ防止として医療関係にも認められています。

国内工場で【原皮の洗浄・なめし・染色・乾燥・加工・縫製】まで一貫して製造。
一切の妥協を許さない職人が作り上げた最高品質のムートンシーツです。

ムートンシーツもマットレスと同じで『なんちゃって日本製』が多数存在し 海外で洗浄・なめし・加工までし、国内で縫製して『日本製』で販売されています。

羊の種類・産地も色々で、品質・価格が大きく異なりますので、 店舗【大阪ショールーム・東京ショールーム】で是非、実物を確かめてください。
ネットショップなどで販売されている、中国製のムートンとは質が全然異なり、本物のムートンシーツです。

原皮となる羊を大別すると、生後約1年以上生育した、おとなの羊「シープ」、皮「シープスキン」とよばれ、
生後約1年未満の羊、子どもの羊 「ラム」、皮「ラムスキン」に分けられます。

その中でも、8月〜10月【オーストラリア　冬の季節】の間に取引されるスプリング『SPRING=春』ラムが、
高密度で日焼けによる傷みも少ない原皮として最高の品質で、最も高値で取引されています。

当店でオススメするムートンシーツは「スプリングラム」の中でも一度も毛刈りをしていない子羊
「アンショーンラム」が毛立ちが良く、芯は弾力があり、毛先が柔らく、肌触り抜群の最高品質のみ使用しています。

オーストラリアから輸入される原皮は 、塩漬けにし大型の冷蔵倉庫で 加工まで鮮度を保ち保管します。	保管状態から水戻しし、塩分をしっかり除去、 洗浄します。 次に水戻しされた原皮を、（フレッシング）皮に 付いている肉片・脂肪分等を除去し 表面を綺麗にし、 （ピックル）強酸の液に漬け込みます。

皮のコラーゲン繊維になめし剤を結合させる事で、劣化を抑える非常に重要な加工です。

そのままでは皮が腐敗し、水分が抜け硬くなってしまいます。
ムートンによっては（ホルマリンなめし）（白なめし）処理をした商品がありますが 耐熱性・耐水性・耐洗濯性に落ちますので、長く使用するには（クロムなめし）が最も優れています。

しかし、コストが非常に高くつくことや、高等技術が必要なため、 廉価品などではなかなか取り入れられていないのが実情です。
当店のオススメするムートンシーツは全て職人による（クロムなめし）をした商品です。

鞣す【なめす】ことによって【皮】は丈夫で長く使える【革】へと変わります。

高温の70度で染色処理をおこないます。 高温で処理をおこなうことで、耐光性が優れ、色落ちしにくくなります。
染色したムートンは脱水し形を整えながら乾燥します。

シャーリング加工とは、毛の長さを整える加工です。 品質別に仕分けし、25ｍｍ、28ｍｍ・30ｍｍ・35ｍｍの 長さに毛をカットします。 毛切れが少なく高密度で弾力のあるムートンを 35ｍｍにカット【最高級品】 毛切れが多い品は 毛の長さを短くし密度をアップさせます。	大型アイロン機に何度もかけて 毛並みを整えます。 毛並みが整ったら、 １匹のムートンフリースが出来上がります。

毛並みが整ったムートンを品質により仕分けを行います。 同じ温度で染色しても、毛の質により仕上がりの色が変わりますので 品質・色・毛並みをチェックし使用する皮を選別します。

ムートンシーツに使用する革は背中の高品質な部分のみ使用し製造します。 約18センチのダイヤ型に裁断し、色目・毛並みが揃うよう継ぎ合わせて縫製していきます。 職人の培ってきた厳しい目で、自然に馴染むように縫製しており、毛を挟まないように 革部分だけを縫うなどの高い技術が必要となります。 アイロンで毛並みを整え、最後に裏地を付けて完成です。