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▼ 読んで得する?業界ウラ話
良質ではあるが、メーカー品というだけで高額に売られている寝具があった
。
基本ベッドメーカーの寝具は下請けメーカーが製造し、○○ベッドと
商品タグに名前が付くだけで市価の2〜4倍となる。
そのことを知る我々は苦、下請寝具業者をつきとめた・・・。
早速見積もり・・・うん、これならいける、メーカーと同じ品がうんと安く
販売できる・・・・・
数枚を販売したところで、その業者から
「提供できなくなった」と連絡があった。
おそらくベッドメーカーから何らかの圧力が下請けにかかったのだろう
仕方がない、第三者の業者を間に挟んで、発注をかけてみた・・・
すると第三者の業者から連絡があり、「商品提供してもいいけど、新井ベッド館に卸すつもりならダメですよ!」
・・・バレていた(笑)
良いものを安く売ろうとすると、いろんなところからの圧力、妨害がある
こうしてメーカーの利益は守られ、お客さんは不利益を被る ことになります。
▼ 中国マットレスメーカーの怖い話
商品の代わりに○○が入っていた?
あるネット家具店、ウエブ上で公開している品質、スペックのわりに低価格なマットレスを販売し、かなり数を販売しています。
そのマットレス、ばね数がシングルで1000個以上入って、しかも国産
そして信じられない低価格・・・。
ところがパーツはほぼすべて中国、パーツで日本国内に輸入組み立て縫製
そして「日本製」をやたらアピールして販売していました。
ところが中国の業者側が資材や人件費の高騰を理由に、値上げを打診してきました。
中国は広く奥地に行けば、まだまだ低価格でパーツを提供してくれる業者は他にもあります (もちろん質はさらに下がりますが)
そのネット業者は 「値上げをするなら、おたくとの取引は今回で最後」
と通達しました。
海外からコンテナを引く場合、基本は代金先払いです。
ほどなくして、その業者からポケットコイルのパーツを積んだコンテナが
入港してきました。これがその業者から仕入れる最後の便です
。
ところがネット家具店のスタッフがコンテナを開いてみると、中には
石ころが入っていたそうです(笑)
パーツが少し入って、あとは石ころが入っていた・・・のではなく
ぜ〜んぶ、石っころ(笑)
もちろん苦情の電話をしましたが、もはや連絡がつきません。そうです、彼らは「今回が最後の取引で次は無い」。
それなら騙してやろう・・・そういう考えなのです。ちょっと日本人には理解できないことを、最後とはいえ平気でする
・・・・・という事は、今までの取引で送りつけてきたものも
一体どんな酷いことをしてきたのか、推して知るべしです。
そしてそれを買ったお客さんは?
この話は、これまでにその輸入されたパーツを合体縫製していた
日本の下請けメーカーの部長から聞きましたので、間違いない話です 。
▼ 幻想価格の極み 切って分かった両者の違いとは?
超有名メーカーの二つのマットレス
片や弊社の価格6万円、そしてもう一方は11万円(当時の価格)
もちろん両者とも、値引後の価格です。
同じメーカーで差額5万円ですから、当初我々もそれなりの差が両者には
あるという認識でした
。
ところが、メーカーに違いを聴いても、我々が納得できる回答は
もらえません
・・・
という事で両者を切り裂いて比較してみました。
すると・・・
使用しているバネは配列、素材、高さすべて両者とも同じ。
ウレタンなどの詰め物も、バネの上から一層、二層、三層目までは全く同じ
ただ一つ。内部で違っていたのは、それなりの厚みと量のポリ綿が一層多いだけ。
「えっ? これだけ?」 「これで5万円も高いの?」
一応念のために、そのポリ綿の一部を採取し、寝具メーカーに分析してもらったところ
「3800円のベッドパットの中綿と同じもの」という回答。これだとシングルで計算して、このポリ綿の有無によるコストの違いは
2000円〜3000円ほど・・・これが販売価格差5万円に化けるわけです
。
ところが、余分に入った2000円の安物のポリ綿が、ブランドという幻想が
加わると、「気持ち良い」「こちらの方が5万円も高額だし、良いに決まっている」 こう言った声に変わり、この品を指定して来店されるお客様の多いこと
多いこと(笑)
そこで、両者の中身の違いを現物カットサンプルでお見せすると
みなさん大変驚かれ、ようやくこのメーカーの寝心地が、「幻想」にすぎない
と理解され・・・「あぁ購入しないでよかったぁ〜」(笑)
となります。
今でも弊社の店頭にこの二つのマットレスは公開展示しています
・・・しかしこのマットレス、よそでは売れてるみたいですよ〜。
メーカーは儲かって仕方ないですね。
▼ 言語道断なマットレスメーカー
比較的低価格のポケットコイルマットレスを販売しているメーカーがあった。
マット内部のサンプルを持ってくるように指示したが、のらりくらり・・・。
やむなく現物をカットすると、ゴミくずのような中身のポケットコイル
・・・。
ゴミくずとは、決して比喩ではなく、本当にゴミくず
。メーカー営業を呼んでゴミくずを見せながら
「これならサンプルもってこれないよね」 と話し、弊社には導入しない旨を話すと、その営業マン
いったん会社に帰り、ほどなくして上司を連れてやってきた
。
もちろん現物の中身をカットしたことへの抗議であったが
実名は決して公表しない、ただ良品と粗悪品と差別化を図るための資料として
使用する旨を説明したが、当然のごとくメーカーの同意は得られず
、その代わりに弊社との絶縁を切り出してきた
。
こちらとしてはこんな粗悪品を堂々と販売するようなメーカーは願い下げ。
しかしあくまで上から目線、先方から絶縁状をたたきつけられる形となった。その際、当時肩書は常務だったか? 氏はこういった
「このマットレスはドリームベッドの工場に検査を依頼し、性能的にも
品質的にも問題ないとの証明をもらっている」。
私は「ではその証明とやらを見せてくれ」と問うと
「社外秘に付き見せられない」。
確認するまでもないが、ドリームベッドに問い合わせたところ
「事実無根」。
その場限りのすぐばれる嘘を経営陣が平気でつく
。ちなみにこのメーカー、国産、日本製、メイドインジャパン
とやたらアピールしているが、その販売量に反して
国内の下請けバネメーカー、線材メーカーから仕入れる量はごく少量・・・という事は中国で内部パーツを造っているのか?
いやいや、社内に「バネの成る木」でも栽培しているのかもしれない
▼ そこまでするか? コストカット(呆)
あるベッドメーカーの社長に、売り込みに来たバネの線材メーカーがあった。
正直、そんなに質の良くない線材を扱っていて丁重に断ったが、かなりしつこく食い下がってきたとのこと。
半ば厄介払いで「あそこなら今コストカットに躍起になっているらしいから、売り込みに行ってみたらどうか?」
と、あるメーカーの名前を出した。するとその線材メーカーは帰っていった・・・ところが、数か月後その線材メーカーは再び現れ、こう言った
。
「先日教えていただいたところに売り込み営業をかけた、おかげさまで
取引が決まりました、ありがとうございます」
深々と頭を下げて彼は帰っていった。ベッドメーカーの社長は、「断り文句の厄介払いでそういったのに・・・」
それよりも、そのベッドメーカーが決して良質とは言えない線材を導入した。
そのことに衝撃を受けたそうです。
なぜなら、それは超有名ブランドメーカーだったからです 。
他メーカーのことなので、確かめるすべはありませんが
わざわざ嘘を付くためだけに線材メーカーがお礼のあいさつに来るのか?
・・・・・・まぁその話をメーカー社長から直接聞いた私は「あのメーカーならやりかねない」そう思いました。
▼なぜそんなにムチャクチャ安いの?
ベッド館が「最低価格証明」を始めたころ、まだ家具業界はそれなりに盛況で
極端な安売りをしなくっても、どの家具店のそれなりに潤っていました。
弊社がホームページを立ち上げたのもその頃のこと
今から考えると、かなり稚拙な内容のページではあったものの
当時としては情報量が豊富で、画期的なHPというお声をいただきました。するとページのどこにも 「ネット販売いたします」と書いていないにも関わらす゛
「いくらですか?」 「販売してください」 というお電話やお問合せメール
をいただくようになりました。
弊社は大阪府に店舗を構え、その商圏範囲はせいぜい50キロ四方
それが500キロ以上も離れた東京や九州、東北などからお問合せが数多く
インターネットが無ければ、決して弊社とご縁などなかったはずのお客様からのお問合せ
喜びとともに、明らかに我々は面白がっていました(笑)
500キロ離れたお客様宅と弊社との間に、いったい何百件の家具屋が存在する?
それらの存在を無にして、弊社に注文いただいているのだ
と考えると、ワクワクするやら愉快に感じるやら・・・
よ〜し、なら安く売っちまえ〜 ・・・がそもそもの始まり、
ただその頃の弊社は配送システムから何から現在のように整っておらず、売ったはいいがかかった経費を差し引くと
殆ど赤字(笑) なんてこともありました。
正に10万円販売して5000円残ればいいじゃん、的なかなり乱暴な商売。冒頭にも書いたように、その頃は安売りする家具屋もほとんど無く
弊社の乱暴な商売は、かなりの支持を受け、売り上げは増大してきました
。
それに驚いたのはメーカー達です、月を追うごとに弊社の売り上げが
右肩上がり、まるで車のガソリンメーターが満タンへと振り切るときのように売り上げが急速に伸びていき、当然メーカーとの取引額も増大
そうなるとメーカーは弊社をほおってはおきません
。
原価はドンドンと下がる、様々な協力は惜しまずに提供してくれる・・・
そして販売システム、遠方への配送システムの構築による効率化
いつの間にか赤字で売っていた時以下の価格で販売しても、それなりの
利益が出るまでになりました。
そしてますますウエブやブログの閲覧率はふえる一方
、これは我々にとっては「効果の高い 無料の宣伝ツール」。
な〜んだ、高いお金かけて宣伝する必要ないじゃん、一般的に家具店は7〜10%くらいの宣伝広告費をかけていますから
、それがほぼゼロの弊社はそれだけでも、単純に10%安く売ることができます。
そしてついに弊社の商圏は北海道、沖縄など日本全国となりました。
新規出店!? も頭をよぎりましたが、出店には大きなエネルギー、経費、さまざまなリスクが伴います。
よくよく考えてみれば、ベッドだけを取ると、弊社の売り上げは一店舗でありながら、20店舗前後の支店を持つ大手家具店のそれと同等。
一店舗と20店舗、かかる経費や人件費の違いは申し上げるまでもないです。
これは営業する側のメーカーにも言えます、20店舗もあれば営業担当だって
数多く必要で、アフターケアや販売後のフォローなど、人が動けば金が動く、土日や売り出しなどの際に店頭に応援販売に立つ、メーカーの派遣人員も、半分の店舗としても10人は必要です
。
それが弊社にはほぼ必要ありません、もちろんその分
提供原価を交渉して安く仕入れることができます
。
ざっと弊社がお安い理由を書いてみました
。
これからもどんどんお得な商品、有益な情報を発信してまいります
ご支援宜しくお願いいたします 。
▼グルグル回って!
ベッドメーカーのA社から、当店で扱っているベッド用のパッドとシーツのセット(3点パック)を大量に売ってほしいと打診がありました。
なんでもA社の取引先である某大型家具店から『安くて良質なパッド&シーツを探して欲しい』と依頼されたA社の営業マンが、特別なルートで通常の3割も安く商品を仕入れている当店の事を思い出して打診してきたらしいのです。
さすがに当店の名前を出すとイロイロと問題があるので完全に黒子に徹し、ペーパーマージンで50個ほど出荷したところ『安い!』と好評らしく、すぐに追加依頼がありました。
でも、この話にはオチがありまして…。
なんと当店がその3点パックを仕入れている寝具メーカーは、その某家具店から100mも離れていない場所にあるんです。(笑)
グルグル回った結果(汗)、台車で持って行けそうな近場に…。
▼無駄な出費
ベッドメーカーを名乗っていても実際にはバネはバネ屋からの仕入れ、ウレタン類や側生地も他から仕入れ、最後の縫製とラベル貼りだけ自社工場で行って販売するメーカーって意外と多いんです。
という訳で、結局のところA社もB社もC社もD社も、複数のベッドメーカーが同じバネ屋さんからバネを買っていたりするのです。
また、これはウレタンや側生地にも同じ事が言えます。
じゃあ、どのメーカーの製品も値段は同じ?
これは残念ながら違います。
全てではないですが、ほとんど同じ性能のマットレスでもメーカー名が違うだけで価格が結構違ったりするんです!!
でも、この事をエンドユーザーさんはもちろんのこと、意外と家具屋さんも知りません。
あなたの買おうと思っているそのマットレスは大丈夫ですか?
無駄な出費をしていませんか?
ベッド選びに迷われたら、お気軽に新井家具ベッド館にご相談ください!!
▼有名ベッドメーカーの寝具はどう?
有名ベッドメーカーが羽毛布団やベッドパットを販売しているけど良い物なの??
言い切りますが、その価値に反して高いです。
ごく一部を除いて
ベッドパット、羽毛布団などの価格設定、えげつないくらいです(一部除く)
。
羽毛布団などは、仮に売れたら「宝くじが当たったよう」と表現する
メーカー営業もあります(笑)
結局、彼らメーカーも寝具の下請けメーカーに作らせ、自社の名前をタグ等に付けることで、市場価格の2〜5倍の定価設定となるわけです。
昔はそれでも売れました、その頃はメーカーさん
ウハウハだったことでしょう(笑)
最近はそれほど売れませんが、それでも時々問い合わせがあり、
幸か不幸か、弊社の値引き率が他店より安いので
「お得」と判断し
購入されるケースもございます。
お得でも何でもありません。この「読んで得する業界裏話」の別項にも書いていますが
下請けメーカーに出荷の圧力をかけたり
某超有名メーカーが138000円で販売している羽毛布団、弊社の仕入れ原価は一番高いころで82800円、安いころで62100円
ところが、数年して弊社が寝具メーカーから取り寄せ、49800円で販売していた羽毛布団が、実は上記の138000円の布団と同じ下請けメーカーの
しかも同等品だったことが判明し、驚いたという事がありました。
弊社の売値よりも高い卸し値って・・・
冒頭に一部を除くと書きました、少なくともベッドメーカーの販売する
ベッドパット、羽毛布団の購入は慎重を期した方がよいと思います。
▼やってみたらこうなったシリーズ その@ 最低価格保証
「当社の価格より、他店が安かった場合は価格を同じに合わせる」
というものから、「購入後、より安いところがあれば、差額の1.2〜1.5倍
を返金する」 といううたい文句の家具店があります。
中には本当に、返金に応じるところも・・・ある・・・と思いますが
少なくとも私が実際にやってみたところは、そうではありませんでした(笑)
。
ある家具店さん、「差額の1.5倍返金」を店舗のあちこちでアピール
「ウチは価格に自信がある!!」を猛アピールしていました。
ところが売り場を見てみると、どれもこれも普通の価格、別に安くありません。
価格交渉しても、「最低価格保証で、(例の1,5倍返し) 価格に自信があります」 値引きには応じてくれません。
その頃弊社において、あるブランドメーカーのマットレスを26900円税込み
で販売していました。
しかしその家具屋では同じものが50000円税込み
「・・・50000円 − 26900円 = 差額23100円
その1.5倍 34650円 が返金される?」
当時そのマットレスを弊社は原価16200円税込みでメーカーから仕入れていました。
「・・・ということは50000円 − 返金34650円 = 15350円うちの原価より安く同じマットレスを仕入られることになり、正に錬金術(笑) 」
いったん帰宅し、私はその家具店に電話してみました。
以下 そのやり取りです。
私:「同じものが安いところがあったのですが、差額1.5倍返金は
していただけるのでしょうか?」
店員:「はい、ただし数量限定、期間限定、アウトレット品などの場合は
対象外、そしてそれを証明できるチラシ広告や、見積もり書など
が必要です」
・・・ なるほど、そう来たか・・・そういう逃げ道が用意されているわけです。
店内放送や店内看板にはそういう記述はありませんでしたが・・・
しかし私はしつこい(笑)
私:「数量も期間も限定でなく、アウトレットでもありません、見積もり書もありますよ 」
そして差額を伝えると、明らかに応対していた社員は狼狽していました。
店員 「しっ・・・しばらくお待ちください(汗)」
かなり長い時間待たされました、おそらくその間色々と協議していたのでしょう
。
ほどなくしておそらく上司と思しき方が電話に出ました。上司は何度も限定やアウトレットでもないとことをしつこく確認し、
そのうえで
上司:「26800円など考えられない、それは弊社の仕入れ原価と変わらない」
それはその通りなんです(笑)
我々は特別にその商品を安く仕入れていて、その時点ですでに2年経過。
少なくとも500枚以上は26800円で販売していました。
先方はなんとか逃れようと必死。
上司「期間、数量限定のはずだ・・・」
と、決めつけてきます(笑)
私:「ではおたく様のおっしゃる期間、数量限定というのは、いったいどれくらいのことをおっしゃっているのですか? 5日ですか10日間ですか?数量限定というのは5枚ですか、10枚ですか?」
上司 「普通は長くても1か月とか、数量は30枚限定とかです」
私:「という事は、それ以上なら限定ではないという事ですね?」
上司:「・・・そっ・・そうなりますね(汗)」
私:「では今から伺いますので・・・、1.5倍くださいね」
上司 「・・・それは、見積もり等見せていただいたうえで判断いたします」
まだ逃げにかかっています(笑)
私:「・・・ところで、欲しい枚数はとりあえず100枚ほどです」
断っておきますが、私は真剣に100枚買うつもりでした
。決していたずらでも、いやがらせでもありません
。
先にも書いたように、差額返金されれば弊社の原価より安くなる・・・
私は純粋なその家具店のお客様の一人にすぎません。
家具屋が家具屋から買っちゃいけないって法律ないですから(笑)
100枚と聞いて、明らかに上司は狼狽
・・・。
上司:「しばらくお待ちください・・・」
またまた長いこと待たされました。するといきなり落ち着きを取り戻したかのように、その上司は
切り出しました
。
上司:「おたくのおっしゃるマットレスの品番は、弊社のものとは異なります」
理由としては、マットレスの表面生地の色柄が弊社と先方で違う
。
そして、先方のマットレスは、その家具店だけのオリジナル生地柄
だったのです!!
上司:「全く同じものでない限り、最低価格保証は適応外です」
私:「消費者側からすれば、これは同一品の色違いにすぎない」
私:「仮に違うものだとしたら、その性能や品質の違いは?」
上司:「せっ・・性能は同じですが・・・とにかく、今回は最低価格保証は適応外です」
私:「いやそれはおかしい、今から買いに行って、差額をもらいます(怒)」
すると上司は怒り出しました。
上司:「そんな最初っから差額を取るために買いに来る、そんなお客は
お断りいたします」
・・・長々と書きましたが、話これで終わりです。
全部読まれて、果たして本当にこの家具店が最低価格保証を実行し
差額を返金するつもりがあったのでしょうか?
私には最初っから、さらさらなかった(絵に描いた餅) のような気がしてなりません。
そもそも、その家具店の販売している有名ブランド商品は、ほぼ
その家具店でのみ販売しているオリジナル(メーカーとコラボ)
という事は、いかにも「安さに自信あり」を演出するためだけの
見せかけ?
もちろん、こんなことはここだけで、本当に真摯に最低価格保証をしているところも、あるのでしょう。
たぶん
お客様におかれましては
少なくとも最低価格保証の派手な文言だけを鵜呑みせず
価格も含めて、色々と確認する必要があると思います
。
▼やってみたらこうなったシリーズ そのA マットレスの生産国
マットレスの生産国を教えてくださいと、メーカーに尋ねました。
私:「御社のマットレスの生産国を教えてください」
メーカー:「日本です」
予想通りの回答です(笑)
私、このメーカーが、コンテナで中国からマットレスの主要部分パーツを
輸入し、国内工場で合体縫製し「日本製で安価」をアピールして
販売していることを知っていました
。
そこで、質問の仕方を変えました。
私:「ポケットコイルのユニットや詰め物なども含め、主要パーツは日本国内
で製造されたのでしょうか?」
メーカー 「・・・一部パーツは海外で製造されたものです」
※うまい逃げ方です、弊社の東京スプリングのマットレスでも
例えば表面生地はドイツやベルギー製ですから、一部は海外です。
私:「では、ポケットコイルのユニットは、日本で製造されたものですか?」
メーカー 「・・・個々のパーツの製造国を公開する義務は、メーカーに
はございません」
※ ・・・やっぱりね(笑)
でもこのメーカーはまだ正直です。
平気でうそをつく某メーカーに
同じ質問をしたら、思いっきり「すべて日本で製造しています」
と言い切っておられました(笑)
結論・・・「一般のお客さまには事実を知るすべは、ない(難しい) 」ということです。
▼やってみたらこうなったシリーズ そのB 長期保障期間のあるマットレス
長期保障期間の設定されたマットレス、実際の保障(交換)などを申請すると
どうなる?
やってみました(笑)
通常、有名メーカー(サータ、シモンズ、フランス等々) はマットレスの保障期間を2年と設定しています。
ただ時折、10年保障とか、20年以上もの長い保障期間を設定しているメーカー、業者があります
。
これは「それほど耐久性、品質に自信があるから可能」なことなのでしょうか?
まず2年保障の弊社取引のメーカー(ドリームベッド(サータ)、アンネル、東京スプリング、シーリー、日本ベッド、セブンベッド等々)
に尋ねました。
「どうして有名メーカーの保障期間が2年なのに対し、一部のメーカーは
10〜20年もの長い保障が可能なのだと思います?」
すると回答は「我々とは「保障内容」が違うから」という回答でした。
そこで実際に長期保障の、某マットレスを購入し、メーカーに確認しました。
マットレスを購入したのは、それが礼儀だからです。
購入すれば、私は一人のエンドユーザー、遠慮なくお客様として
質問ができますから。
ちなみに、そのマットレスは中国の工場で製造されており
全く同じ工場で作られ、スペックもほぼ同じのマットレスを、違う業者が
別で販売しています。
しかしその業者に尋ねると、「弊社では長期保障を付けることは不可能」
という回答。
同等品なのになぜ片や20年、もう一方は2年保障なのでしょうか??
以下、長期保障メーカーとの電話でのやり取りです。
私:「20年保障という事は、19年使用した後でも、ヘタレば交換可能か?」
メーカー:「はい可能です、弊社保障規約にのっとり、適応となれば、たとえ期日の1日前でも保証いたします」
私:「その場合の保障とは新品交換と考えてもいいのか?」
メーカー:「左様でございます」
私:「保障規約とは?」
メーカー:「ご使用後、マットレス内部のスフリングが弊社規定の3p以上
ヘタっていると判明すれば、保障対象となります」
私:「えっ? 今スプリングが・・・とおっしゃいましたが、ウレタンなどの詰め物のヘタリは保障されないんですか?」
メーカー 「はい、スプリングのみとなります」
私:「では詰め物のヘタリが20年どころか、たとえ数か月で発生してもそれは保障の対象にはならない?」
メーカー:「左様でございます」
※これでは普通のメーカーの保障よりも、内容が薄いことになります
。
なぜならヘタリの原因の80%ほどは、詰め物がヘタる(偏る)ことで生じます。
鋼鉄の焼き入れの入ったワイヤーでできたスプリングコイル
は簡単にはへたりません。
私:「では、ヘタりの原因がバネによるものか、詰め物によるものなのか、それは外観から判断できるのでしょうか?」
メーカー 「外観からは判断できないと思います」
私:「では、どのように保障の対象、非対象を判断されるのでしょう?」
メーカー:「お客様自身の手でマットレスを梱包していただき、弊社のラボ
まで送付いただければ、内部を確認し、バネがヘタリの原因であると判明すれば、保障適応となります」
私:「では、詰め物原因であった場合は、保障外なのはわかりましたがマットレスは現状復帰して返送してくれるのでしょうか?
また往復の送料は?・・・加えて、御社ラボにてのマットレスを開封してのチェックに立ち会うことはできるのでしょうか?」
メーカー 「裁断開封したマットレスは元に戻せません。また保障適応外の場合、往復の送料はお客様負担となります」
私:「失礼な言い方ですが、裁断に立ち会えないのなら、仮に御社がスプリングが規定の3p以上ヘタっていたとしてもも隠ぺい可能なのでは?」
メーカー 「そのようなことは致しません」
・・・やりとりは以上です。
2年保障の有名メーカーの 「保障の内容が違う」
というのは、こういうことだったんですね
。
ちなみに、このやり取りの業者は、長期保障期間を全うすることなく廃業いたしました。保障はどうするんだろう?(笑)
このメーカーは廃業いたしましたが、今でも長期保障期間を
設定しているメーカーはあります。
派手なうたい文句を鵜?みにせず、保障内容をよく確認された方が
良いと思います
わからない場合は、弊社にお問合せくださいませ
。