あきんど頭と職人頭

アワーグラスに合うベッドパットはどれですか

これ、結構たくさんいただくご質問です  

私はシルクパットを使っていますが、お客さまにはシルクかテンセルパットを何時もご案内するのですが、おぉそうだ

東京スプリングと相談して、アワーグラス専用ベッドパットを造ろう  そう考えた私は

早速、意見交換のため、埼玉県幸手市にある東京スプリングまで車を走らせました

パットの生地、充填物、キルティング、厚みなどなど、何が一番アワーグラスに合うのか

について十分話あった後、東京スプリングの人に実際に寝具メーカーに同行してもらい、話を詰めよう・・・そう考えていました

ところが・・・こちらの話に東京スプリング側は、あまり乗り気ではない感じ はて それどころか

「ベッドパットなど新井ベッド館さんにお任せします、シルクパットやテンセルパットが、アワーグラスには合うと思いますよ」

などとそっけない反応

乗り気ではない理由を尋ねてみると 「もの造りに携わる者として、自社の名前が商品につくのなら、製造にかかわりたいから」

との回答・・・・・ それは分かります、ですから素材やキルティング、厚みなど全て新井ベッド館と東京スプリングの意見を

反映させ、充填と縫製だけを寝具メーカー工場に依頼するのですよ と説得しましたが

彼ら東京スプリングが製造にかかわる、というのは充填から縫製、商品のパッケージまで、全て自社で行わないと

気に入らない とのこと、それには充填、縫製のマシンも購入せねばならず、人員も必要…今はそのゆとりがない、とも

私は最後に 「どこブランドベッドメーカーでも、その辺の羽毛布団や寝具を引っ張ってきて、自社のブランド名を

それに乗せるだけで、市価の何倍もの価格で販売している」

「そんなのに比べれば、十分製造にかかわっていることになるし、価格も良心的価格に設定するつもりなんですが・・・」

食い下がりましたが、やはりダメ

このへんが我々の 「あきんど頭」 と 「職人頭」 の違いでしょうか

でも失礼ながら、東京スプリングが職人頭を持ち続ける限り、他のブランドメーカーのように売り上げを大きく伸ばすことは難しい

のかもしれません、でも職人頭を持ち続ける限り、このメーカーは優れたものを創っていくことでしょう

この 「本当に良いものと理解してくれたお客さまだけに、買っていただいたら良い」 と考えるメーカーの品を

理解される方が一人でも多くなるように、広めていくのが我々ベッド専門館の役目

そういう意味では、弊社新井家具ベッド館が、唯一にして最大の 「東京スプリングの営業マン」なのかもしれません

・・・・東京スプリングさん、給料ください  ・・・いかん、ついあきんど頭が

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