気分悪いメーカー ファニーベッド

今だから実名で話せるシリーズ

第一回はベッドメーカーの 「ファニーベッド」 です 現在は廃業

新潟に本社のあったこのメーカー、もともと我々の関西圏に対しては、あまり販路を持っていなかったメーカーで

大阪の家具問屋さんを介して、細々と関西圏で商売をしていました

今だから言えますが・・・ 私はこのメーカーが 大っ嫌いでした

商品は良くも悪くもないという感じでしたが、社風というか営業マンもその上司も 大っ嫌い

変に自信があるのか  何か勘違いしているのか とにかくこちらの癇に障る行動、発言が多かった

このメーカーさん、他のベッドメーカーが商品価格を 「マットレス」 と 「ベッドフレーム」 の二つに分けて

価格表示したのに対し (昔はセット販売が当たり前の時代がありました) このファニーベッドは、基本的に最後の最後まで

「セット販売」を貫きました

最初に弊社ベッド館がこのメーカーの導入を検討したとき、確か当時のファニーベッドの課長だったかな・・・その人に尋ねました

「マットレスとベッドフレームのそれぞれの価格ってあるんですか」 「あるのなら出してください」 と尋ねました

すると課長は、明らかに嫌そうな顔をしながら 「出せることは出せますが・・・あんまりやりたくないですねぇ~

そして 「どうせウチのフレームに、中国製の安物のマットレス搭載して販売しようと思っているでしょうけど

そんなことされたらウチのブランド名が下がるんですよねぇ~」 と、こんなこと堂々と私に言い放ちました

私は 「何勘違いしてるの あんたとこの価値の無いマットレス取っ払って、違う有名メーカーを搭載しようと思っているのに

と思いましたが、当時20代の私は、年配の課長にそれを言うのをグッと飲み込みました (今ならムチャムチャに言ったかも

そんな事もあり、その時はベッド館へのファニーベッドの導入はしませんでした (マットの載せ替え不可なら、価値無しと判断)

そしてそれから10数年の時間がたった時、関東圏の大型家具店 「S」 が大阪に出店進出を果たしました

ファニーベッドは 「S」 が積極的に販売していたベッドメーカーの一つ

「S」の関西進出に伴い、ファニーベッドも大阪に営業所を始めて構え、「S」以外の関西圏の家具店にも販促営業活動を開始しました

人づてに 「社風も営業マンの気質も、昔と変わっていない」 と聞いていたので、弊社は導入しませんでした

必要性は全く感じなかったし・・・

ファニーベッドの看板商品 「ガス圧開閉式の収納ベッドフレーム」 これはドリームベッドが元祖でしたが

後発でファニーが販売を始めると、ある程度のシェアを取っていました

当然 「S」 においても売れていましたが、次第に「S」がファニーベッドのガス収納から、ドリームベッドのそれへと切り替えました

ドリームベッドに大きなシェアを奪われたファニーは窮地に・・・  そして疎遠になっていた弊社ベッド館にまで売り込みをかけてきました

当然ファニーの窮状を私は知っていたので  「さすがの高飛車営業も少しは改まったかな」 と思っていましたが

ぜ~んぜん改まっていませんでした  なんと自社のフレームに他社メーカーのマットレスを載せ替えする場合

前代未聞の 「マットレス載せ替え料」 を請求するほどでした・・・・・ そんなメーカー聞いたことない

弊社に来たファニーの営業マンも、私の嫌いなタイプ  

彼が言うには 「マットレスとフレームを3種類展示導入すれば、特別価格での提供が可能になります」

300台の常設展示がある弊社、3台くらいの展示ならОK それで今後の仕入れも全て特別価格になるのなら・・・

と、導入する3機種を指定し、商品の供給される日までの何日かが経過したとき、お客様から 「ファニーベッドが欲しい」と

問い合わせがありました

既に機種を指定して、後は導入待ちの段階なので、「展示はまだしていないが、当然特価での提供がある」 と考え

それを踏まえての価格提示をすると、他店より安かったのか、あっさりと成約いただきました・・・とここまでは良いのですが

営業マンに電話をかけ、売れたことを告げると・・・   「まだ3機種導入前なので、特別価格にはなりません

はぁ  展示はしていなくても、既に発注して入荷待ちの段階・・・ 展示しているのと同じではないのか

と、食い下がりましたが  「展示前なのでダメ  提供価格は普通の価格となります」 の一点張り

電話口でしたが、まるで 「残念でしたー」 と言わんばかりのいじわるな口調に、私は

もういい 通常価格で入れてくれればいい・・・しかし3機種の展示導入は無かったことにしてくれ

・・・たとえメーカーのそういうルールがいかに厳格でも、もう少し言い様、対処の仕方があってもいいはず

「会社のルールで申し訳ないですが・・・その代わり何か別の事でお返しします・・・ひとつ借りにしてもらえませんか

こういう風に言う頭はないのか   それともよほど自社のブランドに、根拠のない自信があるのか

・・・その後、大方の予想通りファニーベッドは売り上げが振るわず、廃業となりました

まぁ当然ですね

ところで、ファニーベッドに関してはいまだに 大きな疑問が・・・ 

ファニーに 「ベッドフレームはどこ製ですか」 と尋ねると 「日本製です」 と回答されたのですが

何度か販売したフレームが入荷した際、梱包しているダンボールが、海外製のそれと同じような・・・

海外製のダンボールは、日本製のそれと違い 「独特の色、質感、匂い」 があります

ファニーのフレームの梱包ダンボールはその海外製のダンボール材のそれ・・・のような感じ

およそ多くの他社メーカーの日本製のベッドフレームで、あの種のダンボールを使っているメーカーはありません・・・

まぁ今となってはどうでもいいですが  気分の悪い思い出だけが残る、ファニーベッドでした
  

東京関東のお客様へ

新井家具東京汐留ショールームへ、ぜひお越しください!